妊活の強い味方、漢方薬

2015-12-06

効き目が穏やかで副作用が少ないと言われる漢方薬ですが、妊活に大事な体質改善には大きな効果を発揮することがあります。

 

不定愁訴は漢方薬の得意分野

特別これといった病気はないけども、なんとなく体に不調がある、いわゆる不定愁訴はありませんか。

 

例えば便秘ぎみ、胃がもたれる、手足が常に冷えている、疲れやすい、風邪をひきやすく治りにくい、頭が重い、めまいや立ちくらみがよくある、顔や手足がむくみやすい、寝つきが悪い、生理不順、生理痛が重い、などなど。

 

大したことないからとこれらの不調を放っておくと、知らないうちに妊娠しにくい体質になってしまう可能性もあります。妊娠・出産そしてその後の育児に耐えられる体力がないと、妊娠はできません。妊娠するためには、不調のない元気な体を作ることが先決なのです。

 

不定愁訴の症状があまりにひどかったり、頻繁に起こって症状がだんだん強くなってくるような場合は別の病気が隠れている可能性もあるのでなるべく早く専門の医師の診断を受けたほうがいいし、もちろんそうされる方がほとんどかと思います。

 

けれども病院に行くほどではなかったり、内科などで診てもらって特に異常がないのに不調が続くといった場合は、漢方薬が効くかもしれません。

 

漢方薬と漢方医学。西洋医学との違いは?

漢方は、古代中国から伝来した医学をもとに、日本の気候、日本人の体質に合わせて日本で独自に発達した伝統医学です。

 

西洋医学では、症状や検査結果など客観的なデータを元に病名を決めて治療にあたります。一方漢方医学では、必ずしも病名を決定せず、患者さんの訴える症状の改善を目標に、望聞問切という独特の診察法で脈やお腹を触診したり、体の状態を観察したりして治療方針や、使う漢方薬を決めます。

 

西洋薬は、効き目の切れ味が鋭く、例えば感染した菌を殺したり、熱を下げたり、痛みをとったりと一つの症状や病気に対して強い効果を発揮します。

 

対して漢方薬は、一つの処方に様々な生薬が複合して入っており、慢性的な症状や全身の複雑な症状に効果を表します。

 

西洋薬はピンポイントにある症状に効く、漢方薬は体全体のバランスを整えるイメージですね。妊娠しやすくするための体質改善に、漢方薬は力を貸してくれるでしょう。

 

漢方薬はどこで手に入る?

漢方薬は普通の内科のクリニックなどでも処方されていることはありますが、症状以外にもその人の体格や体質なども判断してどの薬を使うか決めないといけないため、意外と見極めが難しいものです。

 

同じ病気でも人によって合う漢方薬が違ったり、違う病気でも体質や症状が同じなら同じ薬を使うこともあります。その人の体質やその時の状態に合ったものを選択しないと、全く効果がでないということもあります。

 

できれば漢方に詳しい先生を探すか、総合病院の漢方外来などを受診されることをお勧めします。または漢方薬は市販で買えるものがほとんどなので、まずは手軽に試してみたいという方は、町のドラッグストアなどで購入してみても良いでしょう。

 

ただし飲んでみて少しでも体に不調を感じたら服用をやめ、今度は専門家に相談して体質に合った漢方薬を選んでもらってください。

 

馴染みは薄いかもしれませんが、漢方薬を薬剤師が調合してくれる漢方薬局もあります。健康保険が効かないため高価ではありますが、きめ細かく相談に乗ってくれてその人の体質に一番合った処方で生薬を調合してくれるので、うまく体に合えば大きな効果が期待できます。

 

漢方薬を上手に取り入れて、妊娠しやすい体作りに役立てましょう。