妊活するなら絶対禁煙を!

2015-12-29

最近では女性の喫煙者も珍しくなくなりましたが、タバコは女性にとってはやはり百害あって一利なし、です。

 

なぜタバコはよくないのか

タバコには、ニコチンやタールの他にアセトン、ブタン、ヒ素、カドミウム、一酸化炭素、トルエンなど4000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち発ガン性が確認されているものが60種類、その他体に有害な物質がたくさん含まれています。

 

タールや一酸化炭素は血管を収縮させ、赤血球の酸素の運搬を妨害して体中の組織を酸欠状態にします。また血流が悪くなり、子宮や卵巣に十分な栄養が行き渡らなくなります。さらにタバコの有害物質は、卵細胞を死滅させ、閉経が早まります。卵子の質も低下させるので、受精しても着床しにくかったり、着床後も流産しやすくなります。

 

このように、妊娠を望む女性にとって喫煙は、自ら不妊を招いているのと同じです。すぐにやめるべきです。禁煙してもすぐに体に溜まった有害物質が排出されるわけではないので、遅くとも妊娠する数ヶ月前にはタバコは完全にやめましょう。

 

禁煙は妊娠する前に

もし、喫煙しながら妊娠したとしたら、当然赤ちゃんや妊娠中の母体にも影響が出ます。

 

・奇形

・流産、早産

・前置胎盤、胎盤早期剥離、前期破水       など妊娠中のトラブルの増加

・各器官の成長不全

・栄養不足による低体重

・乳幼児突然死症候群のリスク上昇

 

などです。さらには、生まれてきた子が喘息やアトピーになりやすかったり、低体重で生まれた子供が将来糖尿病や高血圧といった生活習慣病になりやすいといった研究報告もあります。

 

最後にひとつ、怖い話をします。私が大学在学中に授業で聞いた話です。

 

出産は最高のデトックスといわれるのを聞いたことがあるでしょうか。これは本当で、赤ちゃんは体の中にお母さんの体の中の様々な毒素を溜め込んで出てくる性質があります。例えは悪いのですが、まるで掃除機の中のゴミパックのようです。

 

なぜそんなことが起こるかというと、それは自然界の仕組みで、赤ちゃんが次の世代を出産できる十数年後まで待つよりも、今繁殖できる母親の方に健康になってもらって、早く次の赤ちゃんを産ませた方が種の保存のために効率がいいからなのだそうです。

 

自然界の法則は時に残酷なもので、そのためには、最初の赤ちゃんが犠牲になっても仕方がない、というわけです。

 

1950年代に、有名な公害病、水俣病が起こりました。工場廃液に含まれるメチル水銀による中毒性中枢神経疾患で、手足の感覚障害、運動障害、視覚、聴覚障害など様々な症状で苦しむ病気です。学校の授業でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

実はその時妊娠していた水俣病患者は、出産すると皆、症状が軽くなったのだそうです。その代わり、生まれた赤ちゃんは重い胎児性水俣病になってしまっていました。そしてこの事例を見た医師達の間で、女性の水俣病患者を妊娠させ、胎児に有機水銀を吸収させて排出させたらどうか、という治療案が出されたそうです。さすがにそれは非人道的だということで、実現はしなかったようですが・・・

 

この話から、妊娠前からなるべく体をクリーンに保つことの大切さがおわかりいただけたでしょうか。喫煙者の皆さん、体内にこれ以上毒素を溜めないように、妊娠する前にタバコはやめましょうね。