その男性不妊、治療すれば治るかも

2016-01-08

不妊の原因は男女半々。男性に原因がある場合はぜひ泌尿器科ドクターに診てもらってください。

 

意外と多い男性不妊の原因、精索静脈瘤

妊活中に知り合った人にご主人が男性不妊だったという奥様がいて、その方は始め奥様の通っている産婦人科でご主人用の漢方薬などをもらっていたそうなんですが、人から勧められて泌尿器科にかかったところ精索静脈瘤が見つかり、治療の末にお子さんを授かったそうです。

 

不妊のカップルの半数は男性不妊と言われますが、不妊治療中の方でも夫は妻の婦人科での精液検査しか受けていない、という場合が結構あると聞きます。これは実にもったいないことです。

 

なぜなら男性不妊の原因の8〜9割を占めるのが乏精子症(精液中の精子が正常な人より少ない状態)と精子運動率の低下ですが、その原因の3〜4割が精索静脈瘤だといわれており、手術によって改善する可能性が高いからです。

 

精索静脈瘤とは、精巣やその上の精索部にできた静脈瘤(静脈の壁の一部が膨らんだ状態)をいいます。

 

精巣は、体の外についていることからもわかるように、体温より2℃ほど低い温度でよく機能しますが、精巣の周りに静脈瘤ができることで精巣の温度が上昇したり、血行が悪くなったりします。それが、乏精子症や精子の運動率低下、精子のDNA損傷につながるのです。

 

また、精索静脈瘤は男性ホルモンをつくる細胞の機能をも低下させるため、男性ホルモンの低下も引き起こします。しかもこの精索静脈瘤による精巣機能の低下は放っておくとどんどん進行していきます。

 

最近よく言われる精子の老化は、精索静脈瘤が大きな原因といえるでしょう。ちなみに二人目不妊の原因の8割くらいは精索静脈瘤が原因になっているのだとか。

 

もし精索静脈瘤が見つかったなら、思い切って手術しておけば、二人目の妊活でも苦労が少ないのではないでしょうか。精索静脈瘤の手術は比較的簡単で、日帰りでできるそうですよ。

 

夫に泌尿器科を受診してもらうには

とはいえ、なかなか男性不妊の検査に行きたがらない旦那様にお困りの奥様も多いことと思います。泌尿器科に行くメリットを伝えることで、旦那様に泌尿器科受診を納得してもらいましょう。

 

メリット①

産婦人科に行くより敷居が低い。

もちろん泌尿器科にも女性の患者さんや女医さんもいますが、産婦人科に比べて少ないです。

 

メリット②

泌尿器科ドクターは男性の泌尿器、生殖器の専門家。

男性の体に関しては産婦人科ドクターより詳しいはずです。

 

メリット③

男性不妊専門クリニックの場合、男性にストレスなく不妊治療を続けられる工夫がされている。例えば採精室完備で男性向け雑誌やDVDが充実しており、産婦人科でよくあるトイレで採精して虚しさを感じる、なんて経験もしなくてすみます。

 

いかがでしたか。男性不妊の原因がわかって体外受精や顕微授精をすることになった場合はやはり産婦人科に行くことにはなりますが、一度泌尿器科ドクターに診てもらうと婦人科ドクターとはまた違った意見が聞けるので、参考になると思いますよ。