<妊活と喫煙>喫煙による不妊治療への影響とは?

2016-01-12

百害あって一利なし――タバコが体に悪い、ということはなんとなく認識している方も多いでしょう。

 

ですが、体に悪いと思いながらも、一度喫煙を始めたらなかなかやめられないものです。妊活を始めた女性の中にも、「妊娠したらやめればいい」と言いながら喫煙を続けている方もいるでしょう。

 

妊活をサポートするサプリメントや薬には関心が高くても、禁煙については目を背けている方も多いのではないでしょうか。今回は喫煙と不妊の関係性について、詳しく見ていきましょう。

 

喫煙が不妊の原因に?

タバコには4000種類以上の化学成分が含まれています。そのうち発がん性物質の疑いがあるものは60種類以上です。「タバコは肺がんの原因になる」という事実は、数々のメディアに取り上げられていますし、ご存知の方のも多いでしょう。

 

ですが、喫煙はがんの原因になるだけでなく、不妊の原因にもなるということはご存知でしょうか。女性が喫煙している場合は、卵細胞を死滅させ、閉経が早まることが分かっています。卵子の質がどんどん低下し、妊娠に必要なホルモンの分泌量が悪くなります。その結果、妊娠しにくいだけでなく、着床しても流産をおこす可能性があります。

 

さらに、タバコに含まれる一酸化炭素は体を酸欠状態にし、血流を悪くします。血流が悪いと、妊娠に必要なホルモンが必要な場所にきちんと行き届かず、排卵障害や子宮内膜が厚くならないなど不妊の原因になることがあります。

 

また、喫煙は女性だけでなく、男性の不妊にも影響があります。男性の場合、精子の運動量の低下、精子量の減少などが挙げられます。自身が喫煙しなくても、パートナーが喫煙している場合は、その影響を十分に理解するようにしましょう。

 

不妊と喫煙に因果関係はない?

喫煙と不妊の因果関係は、科学的に証明されていないという意見があります。これは、卵管閉塞のように目に見える症状があらわれないからでしょう。

 

たしかに、喫煙と不妊にはっきりとした因果関係はないかもしれません。ですが、喫煙を続けている方は非喫煙者よりも不健康になり、その結果妊娠しづらくなる可能性は否定できません。ですので、本格的に妊活を始めたい方や、不妊治療を受けているという方は禁煙しましょう。

 

パートナーが喫煙している場合は、禁煙を勧めてみましょう。もしかしたら、自分の身の回りに喫煙を続けていても妊娠できた、という方がいるかもしれません。ですが、それは「喫煙と不妊は関係ない」ということではありません。その人がたまたま妊娠できただけかもしれません。

 

健康な赤ちゃんを授かりたいと思うなら、喫煙は絶対にやめるべきです。自分の力だけでは禁煙できないという方は、禁煙治療を受診してみましょう。最近では健康保険の適用がされるケースもありますので、気になる方はインターネットや本などで調べてみましょう。

 

喫煙が不妊に影響しているかもしれないと分かっていても、なかなかやめられない方も多いでしょう。ですが、「あの時禁煙していればよかった」と後悔するよりは、今すぐに禁煙する方が精神的にも身体的にも健康ではありませんか。禁煙したいと思っていても踏ん切りがつかなかった方は、これを期に禁煙してみましょう。