生理周期が長いと妊活では不利!その原因と改善策
生理周期が長いとそれだけ排卵の回数が減るので、妊活では不利ですよね。
生理周期を狂わせてしまう疾患、周期が長いことによる具体的な問題点について触れ、自宅で生理周期を整えるためのアイテムをご紹介します。
1.生理周期を狂わせるもの
|卵巣に異常がある場合
卵巣嚢腫、多嚢胞性卵巣などは、排卵のタイミングが崩れる病気の中でも多く見られます。
複数の女性ホルモンのバランスが崩れたり、男性ホルモンの一種であるアンドロゲンが増加したりします。時間がたてば改善されることもあれば、ホルモン治療などの不妊治療が必要なケースもあります。月経に異常がある場合は、子宮側の疾患の可能性もあります。
|体全体の異常
精神的ストレスや、ダイエットや過度な運動などの肉体的ストレスにより、ホルモンバランスが崩れることがあります。
またホルモン様物質を含むサプリメントが、生理周期に影響することもあります。最近流行のプエラリアなど、バストアップサプリメントにも多く含まれるので、妊活中は注意が必要です。
2.生理周期が長いことによるデメリット
|生理周期が長いと2~3割もチャンスが少ない
女性は生理の回数が少ないと楽ですね。ただし妊活をする場合は、これが逆にデメリットとなります。
生理が28日で来る人は1年間で13回、40日で来る人は1年間で9回と実に4回もの差があります。もちろん排卵の回数も4回少ないので、単純計算で妊娠できる確率は0.7倍にまで下がってしまいます。
|着床しにくくなる可能性も
生理周期が長くても、排卵後14日で生理がくるというのは変わりません。つまり生理周期は「生理から排卵まで」の期間に左右されます。
卵巣からの排卵と子宮側の受け入れ態勢の両方が整った場合に着床が成立しますが、生理周期が長いと、このタイミングが合わなくなることがあります。つまり生理不順の場合は、排卵→受精までは上手くいっても、着床しないことがあります。
これは周期が長くても短くても起こり得るので、生理不順の方は不妊リスクが高いと考えられます。
3.自宅で使えるホルモンバランスを整えるアイテム
|サプリメントを使う方法
不妊治療の場合はホルモン剤で整えることもありますが、治療中でなければサプリメントを使う方法もあります。ビタミンEやマリアアザミエキス、マカやザクロエキス等が生理周期を整えるのに効果的です。
また妊娠に備えて、葉酸や鉄などを含んだサプリメントもオススメです。活性酸素を抑えるリコピンやヘマトコッカス藻色素なども適度に取ると良いでしょう。ただしあくまでも食品なので、摂り過ぎや過信は禁物ですよ。
|アロマオイルを使う方法
アロマオイルには生理周期を整える作用や、通経作用と呼ばれる作用を持つものがあります。ラベンダーやゼラニウムが有名です。オリーブやホホバなどのキャリアオイルで薄めてマッサージに使うと良いでしょう。
もし妊娠した時のことが心配であれば、芳香浴にすることをお勧めします。好きな香りを混ぜて楽しんでくださいね。